ウィブル証券で米国株オプションを買うまでの全体の流れ
米国株オプションを始めるなら、まず証券会社選びが関門になります。当サイトのランキングでは、ウィブル証券を総合1位としています。売りを含む戦略まで幅広く対応していること、米国株の現物取引とあわせて使いやすいことが理由です。

この記事では、ウィブル証券で米国株オプションを買えるようになるまでの手順を、口座開設から実際の注文まで、順番に解説します。大まかな流れは次の6ステップです。
- 総合口座を開設する
- オプション口座を申し込む(審査あり)
- 入金し、米ドルに両替して、オプション口座へ振り替える
- アプリで銘柄を検索し、オプションチェーンを開く
- 満期・権利行使価格・プレミアムを選ぶ
- 注文を入力して発注する


先に、ウィブル証券の米国株オプションの基本スペックを表で確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取扱商品 | 米国オプション市場に上場する個別株オプション・株価指数オプション |
| 注文方法 | スマホアプリによるオンライン取引 |
| 取引手数料 | 1枚あたり0.6ドル(税込)。ただし1注文あたり最低2.18ドル(税込) |
| 現地費用 | 取引手数料のほかに、取引所手数料・OCC Fee・CAT Feeなどが別途かかる。売却時は SEC Fee・FINRA Fee も発生 |
| 口座管理料 | 無料 |
| 税務上の口座 | 特定口座では取引できない(一般口座のみ) |
| 注文単位 | 1枚から(オプションは100株単位の取引) |
| 取引時間 | 米国夏時間 22:30〜翌5:00 / 米国冬時間 23:30〜翌6:00(注文受付は原則24時間) |
| 価格情報 | 通常は15分遅延表示。リアルタイム価格データは月額780円(税込)で利用可能 |

手数料で注意したいのは最低手数料です。1枚あたり0.6ドルと低水準ですが、1〜3枚の注文では最低手数料の2.18ドルが適用されます。「1枚だけ試したい」という最初の取引でも、手数料は2.18ドル+現地費用がかかる、と理解しておいてください。
まずはウィブル証券の総合口座の開設です。公式サイトの口座開設ボタン、またはWebullアプリから申し込みます。本人確認書類の提出が必要で、申し込みはオンラインで完結し、書類の郵送は不要です。
すでにウィブル証券の総合口座を持っている人は、このステップは不要です。次のSTEP 2へ進んでください。
口座開設の段階では、米国株の現物取引もできるようになります。オプションの買い注文だけなら現物株の保有は不要ですが、カバードコールのような戦略では現物株と組み合わせるため、同じ口座環境で両方扱えるのはウィブルの利点です。

総合口座の開設が終わっても、それだけではオプション取引はできません。オプション取引口座を別途申請し、審査に通る必要があります。審査では投資経験や資産状況の確認があります。
ここで知っておきたいのが、ウィブル証券のオプションは特定口座では取引できないという点です。現物株の利益は特定口座で源泉徴収に任せられますが、オプションの損益は一般口座の扱いとなり、確定申告は自分で行うことになります。取引を始める前に、この前提だけは押さえておいてください。
申請が承認されれば、オプション口座が使えるようになります。なお、申込みのタイミングや状況によっては、オプション口座を総合口座と同時に申し込める場合もあります。最新の申込みフローは公式の案内で確認してください。

取引の準備として、オプション口座に米ドルを用意します。オプション口座へ直接入金・両替することはできないため、総合口座を経由するのが公式の手順です。
- 総合口座へ入金する(クイック入金または総合振込)
- 総合口座の「入出金」→「為替取引」で、日本円を米ドルに両替する
- 総合口座の「入出金」→「資金振替」から「振替出金」を選択する
- 振替先が「米国株オプション取引口座」になっていることを確認し、金額を入力して振替を実行する
入金方法は、対応金融機関から即時に入金できるクイック入金と、専用口座へ振り込む総合振込の2種類が公式に案内されています。
もう一つの方法として、総合口座で運用しているMoneybull(外貨建てMMF)を「代用有価証券」としてオプション口座へ振り替えることもできます。Moneybullはオプション口座の委託証拠金・買付余力として使えますが、代用評価額には掛け目(98%)があるため、振り替えた金額がそのまま全額使えるわけではない点に注意してください。最初のうちは、米ドル現金を振り替えるシンプルな方法が分かりやすいと思います。
振替が終われば、オプション口座の買付余力に米ドルが反映されます。ここまでが「注文前の準備」です。

ここからが実際の注文操作です。ウィブル証券公式の注文ガイドに沿って進めます。
まず、取引したい銘柄の詳細ページを開き、「オプション」ボタンをタップします。すると、その銘柄のオプションチェーン(満期・権利行使価格ごとのオプション一覧)が表示されます。
次に、画面上部の権利行使日(満期日)をタップし、一覧から取引したい満期日を選びます。初心者のうちは、満期までの残り期間が極端に短いものは避けるのが無難です。時間の経過でオプションの価値は目減りしていくため、満期ギリギリのオプションは、株価の思惑が当たる前に価値が消えてしまうことがあるからです。

オプションチェーンでは、コール(買う権利)とプット(売る権利)が、権利行使価格ごとに並んでいます。取引したいオプションのプレミアム価格をタップすると、注文画面に進みます。
タップする前に、次の3点を確認する習慣をつけてください。
- コールかプットか:株価の上昇を狙うならコール、下落を狙う・備えるならプット
- 権利行使価格と現在の株価の距離:株価に近いほどプレミアムは高く、遠いほど安い代わりに思惑が当たるハードルも上がる
- 出来高と買値・売値の差:出来高が少なく買値と売値が大きく開いているオプションは、思った価格で売買しにくい
注文画面では、「単一オプション」をタップすると損益シミュレーションが表示され、権利行使価格と満期日を変更しながら損益のイメージを確認できます。デルタやセータといった指標の表示も選べます。いきなり発注せず、まずこの画面で「最大損失はいくらか」「いくらまで株価が動けば利益になるか」を確認するのが、最初の取引での失敗を防ぐコツです。

内容が決まったら、注文入力です。
- 注文方法を選択する(成行・指値など。公式のサービス概要では、成行注文・指値注文・逆指値注文・セット注文(IFD+OCO)・OCO注文(決済)が案内されており、成行の買い注文は取引時間中のみ可能)
- プレミアム価格と枚数を入力する(注文は1枚から。ただしオプションは100株単位の取引なので、実際の代金は「プレミアム × 100株 × 枚数」になる)
- 注文の有効期間を選択する(当日、またはGTC)
- すべて入力したら「買付」をタップする
- 注文確認画面で内容を確認し、「確認」をタップして注文完了
特に重要なのは2番目です。画面に表示されるプレミアムは「1株あたり」の価格です。たとえばプレミアム1.5ドルのコールを1枚買う場合、支払うのは1.5ドルではなく1.5ドル × 100株 = 150ドルに、手数料(最低2.18ドル)と現地費用を加えた金額になります。確認画面では、必ず合計金額を見てから「確認」を押してください。
また、慣れないうちは指値注文を使うことをおすすめします。オプションは現物株より買値と売値の開きが大きいことがあり、成行注文だと思わぬ価格で約定するリスクがあるためです。

注文後に知っておきたいこと
無事に買い注文が約定したら、保有ポジションとしてオプション口座に表示されます。買ったオプションの出口は、主に次の2つです。
- 満期前に市場で売って決済する(反対売買):最も一般的な方法です。プレミアムの値上がりで利益を確定したり、思惑が外れたときに損失を限定したりできます
- 満期日まで保有する:満期日にイン・ザ・マネー(権利行使で利益が出る状態)のコールの買いは、対象株式が権利行使価格で自動的に受け渡される取扱いです。その際、オプション口座内に購入代金分の現金が必要です。現金が不足している場合は、建玉が強制的に差金決済されたり、無価値として処理されたりする場合があるため、満期が近いポジションは早めに対応を決めておきましょう
なお、オプション価格は通常15分遅延で表示されます。リアルタイムの価格で判断したい場合は、月額780円(税込)のリアルタイムオプション価格データの利用も選択肢です。ただし、最初は15分遅延でも、指値注文と損益シミュレーションを組み合わせれば十分に取引できます。
まとめ:準備は「総合口座→オプション口座→振替」まで
ウィブル証券で米国株オプションを買う手順を振り返ります。
- 総合口座を開設し、オプション口座を別途申し込む(審査あり・一般口座のみ)
- 総合口座に入金 → 米ドルに両替 → オプション口座へ資金振替
- 銘柄ページの「オプション」ボタンからオプションチェーンを開く
- 満期・権利行使価格を選び、プレミアムをタップ。損益シミュレーションで最大損失を確認
- 注文方法・価格・枚数を入力し、「買付」→確認画面で合計金額を確認して発注
手数料は1枚あたり0.6ドル(税込)と低水準ですが、最低手数料2.18ドルと現地費用が別途かかる点は忘れないでください。
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